絶対に失敗しないパソコン選び

パソコン購入時に絶対に失敗しないパソコンの選び方をまとめてみました

パソコンが動かないから故障と疑う前に、家電の決定的な違いを考える

「ハードウェアとソフトウェアの違いは何ですか?」

と聞かれると、大体意味はわかっていても、的確に説明するのはなかなか難しかったりします。

一見関連性がなさそうな質問に思えますが パソコンと家電の違いを理解するためには、 ハードウェアソフトウェアの違いをしっかり理解しておく必要があります。

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ハードウェアとソフトウェア

この場合のハードウェア(hardware)とは、物理的な機械そのものを指します。 パソコンであれば、CPUやHDD、メモリなどで 冷蔵庫であれば、モーターや冷却機能といったような、まさしく機械的なものであったりします。

一方ソフトウェア(software)とは、機械を動かすためのプログラムのことを指します。 パソコンであれば、Windows本体であったり、ブルーレイ再生のためのソフトウェア、 TVを見るためのソフトウェアなどです。

パソコンと家電のソフトウェアの比較

パソコンの場合、ハードウェアすなわちパソコンの機械本体に 機能があったとしても ソフトウェアがないと動かすことができません。

例えば購入したパソコンにブルーレイ再生機能があったとしても、 ブルーレイ再生ソフトがなかったり、アンインストールしてしまったとしたら ブルーレイを再生することができません。

極端な話、Windowsがインストールされていなかったり、 一部の起動ファイルが なくなっていたら、Windowsを正常に起動することができず パソコンはただの箱となってしまいます。

一方家電には、制御しているプログラム自体はありますが Windowsのような大掛かりではないため、家電が動かなくなった場合には ほぼハードトラブルと思ってよいでしょう。

ここにパソコンと家電の決定的な違いがあります。

パソコンが動かないと修理が必要?とは限らない

家電は動かなくなったら機械的な故障で修理が必要ですが パソコンの場合には、ハードウェアとソフトウェアの両方が動いてこそ正常に動作するという性質から Windowsが起動しなくなったり、ある機能が動かなくなっても 修理が必要なハードトラブルかどうか、 またソフトウェアが正常に動いていないだけなのかの判断がつかないのです。

パソコンが起動しなくなった時に 「パソコンが壊れた」と表現する人がいますが パソコンの場合はトラブルが発生しても修理が必要とは言えず ソフトウェアトラブルの可能性も十分あります。

パソコンの調子を悪くする真実の正体

さらにパソコンの場合には、困ったことに正常動作に重要な役割のソフトウェア自体を 使っているユーザー自体が、自由に操作できるという特徴があります。

簡単な操作でソフトウェアをアンインストールすることもできるし、 また、マウスの操作でWindowsの起動プログラムの一部を削除することだって可能です。

パソコンは家電と比べて、使うユーザーによって自由にカスタマイズできる分だけ 誤って操作をしてしまう可能性が高くなり 正常動作ができなくなるリスクが高い製品なのかもしれません。

また、ウィルスやアドウェアに感染した場合も、正常に動作しなくなってしまうことからも いつ正常動作しなくなってもいいように 大事なデータは日頃からバックアップをとることが重要です。

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何もしてないのパソコンが壊れたと主張する人

某パソコンメーカーの友人からこんなことを聞いたことがあります。

「何もやってないのにパソコンが起動しなくなった」

「車だとちゃんとまっすぐ走らない製品はリコールだが パソコンは起動しない製品はリコールじゃないのか」

「家電メーカーは動かなくなったらすぐに見に来たけど パソコンメーカーはなぜ見に来ない」

というような苦情がくることがあるそうです。

大概お互い譲らず、議論は平行線をたどることが多いそうです。 ハードトラブルとソフトウェアトラブルの理解があいまいであることによる不幸な出来事です。

今度そのようなことがあったときには、このサイトのコラムを読んで理解を深めてもらえるように 友人にすすめておきますね。

修理で預かりさえすれば、パソコンはイベントログという、 車で言うドライブレコーダーみたいなものがあってがあって、 いつどれくらいの頻度で何時間使っていたかとか ソフトトラブルが何回発生したのか、一目瞭然なことも付け加えておきます。