絶対に失敗しないパソコン選び

パソコン購入時に絶対に失敗しないパソコンの選び方をまとめてみました

自作パソコンはメーカー製パソコンより高スペックでコスパがよかった

今回は自作パソコンについてまとめてみたいと思います。

自作パソコンは、難易度が高い分だけコストパフォーマンスに優れており、安価で高スペックパソコンを手に入れることができます。また自由にカスタマイズできるところもメリットの1つです。

今回は、パソコンを購入する場合に一番難易度が高い、自作パソコンについてメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。

出典:Elite 120 Cubeシリーズ | Cooler Master キューブ型PCケース | 株式会社アスク

 

 

実際の自作パソコン例

例えば先日組んだスペックのパソコンを例にあげてみたいと思います。

CPU:Core i7 7700K 35660円 

Intel CPU Core i7-7700K 4.2GHz 8Mキャッシュ 4コア/8スレッド LGA1151 BX80677I77700K 【BOX】

Intel CPU Core i7-7700K 4.2GHz 8Mキャッシュ 4コア/8スレッド LGA1151 BX80677I77700K 【BOX】

 

 

マザーボード ROG STRIX B250I GAMING 15639円 

ASUS Intel B250搭載 マザーボード LGA1151対応 STRIX B250I GAMING  【miniITX】

ASUS Intel B250搭載 マザーボード LGA1151対応 STRIX B250I GAMING 【miniITX】

 

 

メモリ DDR4-2133 16GB 16698円 

 

電源ユニット SFX 500V 11223円 

SilverStone シルバーストーン SFX電源ユニット 500W SST-SX500-LG

SilverStone シルバーストーン SFX電源ユニット 500W SST-SX500-LG

 

 

その他以前の装置からの流用品

光学ドライブ ブルーレイ
SSD 500GB×2 HDD 8TB SSDにはWindows10インストール済み
Microsoft Office
グラフィックカード GTX980 テレビに4K60P出力用
PCケース Cooler Master Elite 130 Cube PCケース 

Cooler Master Elite 130 Cube PCケース CS4742 RC-130-KKN1-JP

Cooler Master Elite 130 Cube PCケース CS4742 RC-130-KKN1-JP

 

 

以上でi7 7700K メモリ16GB、SSD1TB、HDD8TB、ブルーレイ搭載パソコンの出来上がりです。かかった費用は79220円でした。


今回はCPUのソケットが変わったことで、マザーボードも変えることになり、メモリもDDR3→DDR4へ変更、電源ユニットも小さいパソコン用の高機能製品に変更と、買い替えの中でもかなりコストがかかった方です。

 

メーカー製パソコンで同スペックを探してみる

 

では、次に大手メーカー製パソコンで、同スペックの製品を探してみました。
価格.comの検索結果によると、大手メーカーだけでなく、自作系ショップパソコンですら、同スペックのパソコンは存在しません


CPUがi7でメモリ16GB、SSD512GB、ブルーレイ搭載に限定してみて、やっと富士通のパソコンが14万円程度で登場します。

富士通 デスクトップパソコン FMV ESPRIMO DHシリーズ WD2/B2 

 

メーカーで発売されていないような高スペックパソコンを、メーカー製パソコンより安く手に入れる方法が、パソコンを自作するという方法ということがわかっていただけたかと思います。

 

以前のパソコンのパーツの流用

 

既にお気づきかと思いますが、パソコンを自作するうえで大切な要素が前のパソコンのパーツの流用です。

デスクトップのメーカー製パソコンであれば、SSD、HDD、メモリ、光学ドライブ(DVDorBD)は流用できるパーツです。

電源ユニットは、メーカー製の場合とても非力なのでおすすめしません。

SSDやHDDの流用は、大切なデータをバックアップしなくてもそのままパソコンに移行できるメリットもありますし、前のパソコンをもうまったく使わないでよいのであれば、MicrosoftAnswer Desk(0120-54-2244)に連絡をして、Windowsのひも付けを新しいパソコンに変えてもらうことによって、2万円ほどのWindows自体を別途購入する必要もありません。

従来のライセンス認証窓口では、ライセンス認証の付け替えは行っていないのでご注意ください。

OfficeはそもそもMicrosoftアカウントに紐づいているので、新しい装置でアクティベーションするのはとても簡単です。

自作パソコンのメリット

また、自作パソコンではパソコンケースを自分で選ぶことができます。

一般的なPCケースだけでなく、金属加工されたケースや、ライトアップされたケース、今回の自作のようにキューブ型で小さくて、テレビユニットのキャビネットに入ってしまうケースを選んで、パソコンを組み立てることができます。

やっぱり付き合いが長くなるパソコンですので、その見た目やデザインにもこだわりたいものです。 

 

サイズ 強化ガラス採用 ブルーLEDファン4基搭載 ATXミドルタワーケース

サイズ 強化ガラス採用 ブルーLEDファン4基搭載 ATXミドルタワーケース

 

 

 

さらに、購入後に長い年月をかけて育てていくことも可能です。
当初はテレビチューナーはいらないかなと思っていたけど、パソコンでテレビを録画したいと思ったら、テレビチューナーを購入して、追加すればいいだけです。


この商品はメーカー製パソコンに搭載されているものとおなじ商品です。

ピクセラ Windows10対応 PCIe接続 テレビチューナー 

 

4Kテレビに接続して、4K60Pでテレビよりもよりきれいな画像で見たいと思ったら、ビデオカードを後付けするだけで、きれいな画像で見ることができます。


ASUS NVIDIA GeForce GTX1050TI 

 

おすすめは、HDDです。現在8TB搭載のパソコンは発売されていませんが、8TBのHDDであれば2万円台で気軽に内部増設が可能です。8TBあればさすがに保存容量に困ることもないでしょう。 

東芝 TOSHIBA 3.5インチ 内蔵 HDD 8TB 

 

自分次第でパソコンを育てていくことができるのが、自作パソコンのメリットでもあります。

 

自作パソコン最大のウイークポイント

自作パソコン最大のウイークポイントは、パソコンを組む難易度の高さです。きっとプラモデルの制作や細かい作業が好きな方にとっては、そう難しい作業ではないでしょう。

最大の難しい点がMBにケースの電源ボタン端子やリセットボタン端子などを小さいソケットに差していくところくらいで、後は各パーツをそれぞれマザーボードと電源につなげて、空気の流れを考えて内部のケーブルを整理するくらいです。

出典:http://www011.upp.so-net.ne.jp/syousyou/pc/147pc05.htm


PCを組むこと自体は、そんなに難しいことではありません。


難しいのはパソコンのパーツは相性があり、うまく動かなかった場合、どこが原因なのか切り分けをするのがとっても難しいです。特にメモリは相性問題が多いパーツですので、購入時には相性により交換可能なお店を選ぶとよいと思います。

実際の失敗例

実は今回組んだパソコンですが、こんなにパーツを変えるつもりはありませんでした。
イベントログからハード起因の電源断がたまに発生していたので、念のためマザーボードだけを変えようと思っていました。

使っているCPU対応のマザーボードがすでに売っていなかったので、マザーボードをオークションで購入しました。

早速組んでみると、オークションで購入したマザーボードは、起動してすぐに電源が切れる不良品でした。

不良品に気づき元のマザーボードに戻したら、電源を入れた途端にパッと音がして電源が切れてしまいました。

その瞬間マザーボードとCPUがショートしてしまっていたのです。

f:id:pcselectinfo:20171023232020j:plain
出典:電解コンデンサの液漏れによるプリント基板パターン焼損の復旧事例


慣れていても同様のことは起こりますし、どこが壊れているのかどこが原因で動かないのか、切り分けがとっても難しいです。

インターネット上をこまめに探して、自分で仮説をたてて、トラブルシューティングを繰り返し、やっとその原因にたどり着きます。

自作パソコンは、手先が器用なこと以外に、わからないことは自力で調べて改善する、自己解決能力が高い人でないとおすすめはできません。

 

サポートを使えない

Windowsの機能であれば、最悪MSのAnswerDeskを利用できますが、ハード面の不具合や故障についてサポートがありませんので、自分で切り分けをする必要があります。


Web上にメーカーの修理工場が使っている診断ツールもあるにはありますが、あくまでCPU、メモリ、マザーボードのどれが原因かわかる程度で、最終的には自分で判断をすることが必要です。

パソコンは精密機械であり、Windowsも完璧な製品ではないためソフトウェア不具合も多いのがパソコンです。

完璧に動くパソコンは現在ないと言い切ることができるでしょう。そのため日々WindowsUpdateやメーカーアップデートで更新プログラムが供給されています。

そのため細かい挙動のトラブルがどうしても気になってしまいメーカーのサポートを利用されたいタイプの方も、自作パソコンには向いていません。

少々トラブルがあっても「パソコンはこんなもんだよ」と割り切れるタイプの方であれば挑戦するのも良いかもしれません。

出典:Elite 120 Cubeシリーズ | Cooler Master キューブ型PCケース | 株式会社アスク

最大のデメリットは自作パソコンを組もうと思って、すべてのパーツを購入した後、組み立てることができなかった場合、すべて購入費用が無駄になってしまうことです。


そうならないためにも、1台目くらいは経験者と一緒に組むとか、販売店内にある一緒に組めるスペースを利用するなど、安全のためにひとりで組まない方がいいかもしれません。

以上、安くて高スペックのパソコンを手に入れる方法、自作パソコンについて今回はまとめてみました。